ファクタリングだと思ったら実は闇金だった!ファクタリングを装う悪徳業者に注意

闇金

ファクタリングは、融資とは異なり売掛債権の取引であり、審査にもそれほど時間がかからないため、急いで現金が必要な場合に役立ちます。

ファクタリング業者も利用企業も増えつつある状況ですが、注意したいのがファクタリング業者を装いながら、その実態は闇金という業者がいることです。

2017年1月に、ファクタリング業者を装った闇金業者が全国で初めて摘発されるという事件がありました。この年は、何件か同様の摘発が続いています。

ファクタリングの仕組み

まずは正常なファクタリングの仕組みを確認しましょう。

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。2社間ファクタリングでは、ファクタリング利用企業とファクタリング業者が契約を結びます。3社間ファクタリングでは、ここに売掛先企業が加わります。

ファクタリング業者は企業から売掛債権を買い取り、手数料を割り引いた現金を企業に渡します。ここまでは2社間でも3社間でも同様です。

2社間ファクタリング方が、売掛先企業の承諾が必要ない分、手続きが簡単で現金化が早くなりますが、手数料がやや高くなります。とはいえ、2社間ファクタリングの手数料の相場は10~30%程度、3社間は5~10%程度です。

この後、売掛金の支払いの際に、2社間ではファクタリング利用企業が支払いを受け、それをファクタリング業者に支払います。3社間では、ファクタリング業者が、売掛先企業から直接支払いを受けます。

ファクタリングの多くは、償還請求権なしの完全買い取りで、万が一売掛金の支払いがなかった場合も、ファクタリング利用企業には支払いの義務が生じません。これを、ノンリコースファクタリングと呼びます。

闇金業者の手口

ファクタリングを装った闇金業者とは、具体的にどのような手口なのでしょうか。

ファクタリングを装う闇金業者の手口としては、まず法外な手数料があります。手数料は本来、契約書に明記されているものです。

しかし、現金化を急ぐ企業の状況につけこみ、そもそも契約書が存在しなかったり、言葉巧みに契約不利な契約を結ばせたり、契約書はあっても説明がきちんとなされていなかったりします。

高い手数料を設定されてしまうと、依頼主の手に渡る現金が大幅に減ってしまうため、正常な資金調達が行えないという状況が起こります。これは、特に2社間ファクタリングで起こりやすい状況です。

また、ファクタリングは通常、ノンリコースファクタリングが多いと前述しましたが、売掛先企業からの支払いがされない場合、依頼主が支払いの義務を負うウィズリコースファクタリングという契約もあります。

そして、依頼主が支払いをできない場合、支払いを先延ばしにして、利息を取るというのが、ファクタリングを装う闇金業者の手口です。売掛金を担保にして法外な利息で貸付をするというケースもあります。

ファクタリングは「売掛金の売買」であって、貸付ではありません。しかし、ファクタリングを装った闇金業者の場合、完全に貸付と同様のことを行っており、しかも法外な利息を取っているということで、貸金業法違反や出資法違反等で摘発を受けています。

闇金業者を見極めるために

ファクタリング業者は貸付ではなく、特別な資格が要らないため、闇金業者も少なくないというのが現状です。今後、取り締まりは強化されていくでしょうが、まずは自衛しましょう。

ファクタリング自体は、便利な仕組みであり、まっとうな業者と取引をすれば、事業の成長にも役立てることができます。繰り返しになりますが、闇金業者の特徴としては、次のような点があげられます。

  • 契約書がない、あるいは説明が曖昧
  • 法外な手数料(もしくは保証料)設定
    ※2社間ファクタリングの手数料の相場は10~30%程度、3社間は5~10%程度
  • ウィズリコースファクタリングである
  • 売掛金の支払いができない場合、利息や支払いの延長を提案される
  • 貸金業者でないのに融資を勧めてくる

以上のような特徴がある業者とは、取引を避けた方が良いでしょう。

これらの点をチェックするために重要なのが、契約書をきちんと確認することです。そもそも契約書がない時点でNGですし、手数料や支払いに関しては見落としのないように確認しましょう。

ファクタリング業者には資格は要りませんが、大手金融機関が行っているファクタリングは信頼できる場合が多いです。それでも、契約書は自分の目できちんと確認しましょう。

急ぐからこそ慎重に

ファクタリングを利用するときというのは、急いで現金が必要な場合が多いので、つい手軽に手続きができる業者を選びたくなるかもしれません。

しかし、闇金業者を選んだばかりに、余計に資金繰りを悪化させてしまったという状況が、摘発された事件でも見られます。

ファクタリングに関する基礎知識と、契約書をきちんと確認する態度があれば、防げることも多いので、急ぐときこそ慎重な確認を行いましょう。

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筆者: ファクタリング編集部

はじめてファクタリングを利用されたい方のために、どこよりもわかりやすいファクタリング情報の発信を心掛けています。

編集部では、保険や投資、キャッシングに詳しい金融のスペシャリストが在籍しており、最新の情報を発信できるよう日々情報を収集しています。

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